昔は婚約をした時に婚約指輪を、それもかなり立派な婚約指輪を貰うのが普通だったそうですね。
母の時代の話みたいです。
母がいわゆる適齢期の頃は、沖縄が本土復帰してからそんなに時間が経っていない時期でした。
若かった母は、立派な婚約指輪がもらえるような結婚をしたかったそうです。
そのために父が奮発して母に贈った指輪は、立派な一粒ダイヤの立爪リングでした。
この度私が結婚することになった時、母がその婚約指輪を私に譲ると言ってくれました。
もうこの指輪を嵌める機会も無いだろうから、あなたが使いなさい。
貴金属は溶かして再生できるから、デザインが気に入らなければ、好きなデザインに作り直せばいいでしょう。と言うのです。
私は有難く母の言葉を受け入れました。値段に妥協した結婚指輪はちょっとイヤだなと思っていたので、正直嬉しかったです。
母から私に受け継いでいく・・っていう言葉も気持ちも美しいですし。
そこで早速検索です。
ネット上には様々なお店が有りますね。
もちろん沖縄にもお店が有りましたが、私は福岡のやなぎほりさんのホームページの落ち着いた感じが気に入りました。
一粒ダイヤを活かした、永く使えるデザイン、それでいて古臭くないデザインを、何度もメールをやり取りして決めて行きましたね。
その度にやなぎほりさんは誠実にお返事を下さいました。
出来上がって来たダイヤの指輪ですが、母から譲り受けた時はプラチナ部分が少しくすんでいたのが、ピカピカに輝いていました。
ダイヤも洗浄して貰ったようで、輝きが増していました。
これから先の永い結婚生活に、ずっと付き合ってもらう指輪です。
お手入れも含めて、やなぎほりさんとは、かかりつけの宝石店としてお付き合いいただきたいと思っています。
沖縄県 S様
メールだけでのご説明でしたがしっかりご理解いただけてよかったです。
お持ちのプラチナのを溶かして続くりでリングを作りダイアをまた留め直しました。
リフォーム前と後を比べると大きく違いますが、同じプラチナとダイアで製作致しましたので、お母様の思いもそのままだに着けていただけると思います。
これからもダイアモンドリングと共に私達とも末長いお付き合いをしていてだけたらと思います。
この度は遠方からお問い合わせいただきありがとうございました。